サイトアイコン 関西学院大学新聞

仁川でクリスマス会 生きづらさを抱えた青少年へ

青少年と西宮BBSの会員が作った料理=2024年2月8日、仁川、石岡孝憲撮影

 ボランティア団体西宮地区BBS会は、2024年12月8日、保護観察中の青年や不登校の少年を対象としたクリスマス会を開催した。

 西宮地区BBS会(通称・西宮BBS)は遊びや勉強を通して生きづらさを抱える青少年の社会復帰を助ける団体で、青少年とコミュニケーションを深める事を目的としたクリスマス会を毎年開催するなど、様々なイベントの企画・運営を行っている。

 24年度のクリスマス会では、参加者と共に料理や室内の飾り付け、プレゼント交換などを実施した。

1枚目 様々な工夫を凝らした室内の飾り付け=2024年12月8日、仁川、石岡孝憲撮影

 西宮BBS会長の出口明実果(あみか)さん(21)は24年度のクリスマス会について、「初参加の会員が多く、様々な場面で気を配ったが、料理と飾り付けが一番盛り上がり、参加者とのコミュニケーションが上手く取れて最高の雰囲気だった」と述べた。参加者の1人も「料理と飾り付けがとても楽しかった。みんなで何を作るか考えて話した時間が一番盛り上がった」と満面の笑みで感想を述べた。

西宮地区BBS会で会長を務める出口明実果さん=2025年2月8日、西宮市民交流センター、石岡孝憲撮影

 出口さんは、青少年に向けて「毎月様々なイベントを開催している。事情にかかわらず生きづらさを感じている青少年はぜひ来て欲しい」と力強く訴えた。また新年度に向けて「4月から毎月大規模な新歓を予定している。穏やかな雰囲気なので気軽に来て欲しい」と西宮BBSの敷居の低さを強調した。

(石岡孝憲)

モバイルバージョンを終了